さいたまスーパーアリーナ

追加申込、昼も夜も当たった。卒業が発表されてからずっとその瞬間を見届けられるのか心配していて、彼女には何の関係もない、まったく余計な心配だったけど、ようやく安心した。
家を離れていると彼女の情報を得ることもなく、このまま忘れて暮らしていけそうだった。それでも「もうだめ」という瞬間ふいに歌を思いだしたりもするのだった。
来週また家を空けるので、振込用紙が届いたのを確認できないのが少し心配。でもまあきっと。
帰りもさいたまスーパーアリーナに祈ってきた。次行くときも帰るときも、必ず。