1st GOODSAL

昼休み、雪のなかを歩いて買いにいく。最後の一枚が初回限定盤。あまり考えずにレジに運ぶ。
帰って封を開ける。DVDでもついているかと思ったのに、ブックレットのみ。これで500円かあ。何も書いていないまっさらなオレンジを一枚めくって、度肝を抜かれた。
きゃーーーーーーーーーーーーーーーー
ものすごく瞳の大きな女の子が、まっすぐに私を見ている。それだけなのに、息が止まった。凝視しながらもう一回叫んで、これはこれはとかいいながら畳に転がる。
人を好きになること。
吉澤さんが美人だから、美人とは何か、吉澤さんにとって美人であることとは何か、私が美人を好きになるのは何なのか、ぐだぐだ考えてきた。でもそんなのはちっとも本質的じゃなかった。
左頁のちょっと陰になってるユニフォームの写真と、右頁の光を浴びて肌が白く輝いてる写真。どちらも目を開いて口のはしを上げているだけなのに、強く強く訴えてくる。私に。
好きな人の写真を手に入れたときって、こんな気分だった。
美人だから、じゃなくて、この人から出てくる何かが好きなんだなあ。
延々ながめた末、思いだしてCDをきく。一曲めで悶絶。フェイクはやめてぇぇぇ。
「涙なんて流すものかとイジを張った」
初聴で「よっすぃ〜!」って叫んじゃうよ。つい繰り返してしまい先に進めない。日本青年館やばい。ドキドキドキ。
1st GOODSAL(初回生産限定盤)