リボンの騎士

カレーを見るつもりだったのにもったいなくなって、リボンの安倍バージョンと松浦バージョンを見る。
声の出し方や台詞まわしがこんなにも違うものかーと感心。普段の歌はみんな均一だから(オーディションでもいわれてた通り)、個性を生かした演出が新鮮だった。なっちは柔らかく母性的で、あややは声の高い、アニメのヒーローみたいな王子さま。ふたりがふたりなりにはまっていて、周りも安心して演じているように見える。
石川フランツは破壊的で情熱的で、見ている方がひやっとすることもあるけれど、私には一番素敵だった。みんながリボンの騎士を本当に本当にがんばったことは、梨華ちゃんが誰よりも伝えてくれる。努力したことを人に感じさせてはいけないのかもしれないけど、私にはやっぱり「普通の女の子がこんなにもできるようになりました」というお話が大事なのです。そこが昨日書いた椎名林檎とは違うところです。
一番涙を誘われたのはガキさんだった。ヌーヴォーの勇姿はさることながら、カーテンコールでの菩薩のような笑顔はなんだろう。媚びもせず怯えもせず、どうしてあんなに優しく笑えるようになったの? やばい。写真集を見てみたくなりました。