SEXY 8 ビート@愛知厚生年金会館

朝、名古屋駅前のデニーズで「Hello! ヨッスィー」をほぼ読み通す。興奮したまま手紙を書いてしまう。
ジュンク堂にもちくさ正文館にもこの本は置いていなかった。名古屋の人はどこで買うの? 三省堂にはあったのかしら?
昼、千種駅で地下鉄の切符を買おうとしていたら、男子中学生(野球部?)に「すみません」と声をかけられる。なに、道を聞かれてもわからないよ、と思いつつ顔を上げると、
「これ使ってください」
と「ドニチエコきっぷ」を渡された。「バス・地下鉄全線一日乗車券」。
「え?」「もう使わないんで」「いいんですか?」「どうぞ」
なんといい子だろう。これでのぞみとひかりの差額くらい浮いたなあ、とけちくさく喜ぶ。
さて。
昼も夜も1階右サイド11列付近で、昼も夜も前方に紫の誕生日Tシャツを着た女性がいた。本で女性ファンに言及してくれてるのがうれしかったけど、実際本当に多い。女子トイレでも三分の二は紫だ。ソロになったら、いきなり会場の半分が女性だったりするんだろうか。
「元気+」、ああやって耳に手を当てて私たちの声をきいているの? と今さら気づく。「優しい声」とはファンの声だろうか。そう、聞こえちゃうんだから、優しく話しかけてあげたい。
その出会いのために」、特に昼は泣きそうな顔をしていた。でももちろん泣かない。すっと笑ったり、急に切なげになったり、揺れている。だんだんふるえが止まってきた気がする。でもって声が深くなってきた。歌に乗せきらないほどの「ありがとう」があるんだろうな。
シャニムニに始まる分割コーナーにはちょっと飽きてきて、よっすぃ〜が出ないからというより単純に人が減ってパワーが落ちる気がするんだけど、「悲しみトワイライト」でバッと引っ張られる。そしてよっすぃ〜が大きく映ったまま「浪漫」へ……という流れ。この力強い渦の真ん中に彼女がいることの喜びよ。
MCはすっかりLOVEマシーン対決になってる。
昼は高橋さんは完璧にやりきり、ミキティは全然だめ。
「リーダーとしてこの顔くらいできなきゃ」
「もうここはサブリーダーの愛ちゃんにまかせるよ」
「美貴ちゃんサブだけど今までやってなかったじゃん!」
突如愛ちゃんのつっこみ。
「よっちゃんがいたから〜」
「まだいるもん!」
突如すねるリーダー。
そのあとのMCでも高橋さんは
「美貴ちゃんは私が鍛えます!」
と、珍しく積極的だった。お姉さん三人組おもしろいなあ。
夜は三人を順にやらせたり、六人同時にやったり。
とうとう
「もうまかせられない、このパートは譲れない」
とリーダー。
「ここだけ歌いにくる。来られないときは何種類か撮っとく」
「それがいいよ」って何度も言ってたのは誰だったのかな。
最後のあいさつ、昼のよっすぃ〜
「音を楽しむと書いて音楽。音楽を楽しめました!」
夜は
「音楽と書いて……あーまちがえた」(「リーダー!」とミキティからつっこみ)
「音を楽しむと書いて音楽。そして、愛を知ると書いて愛知!」(歓声)
「みなさんの声援と笑顔から、愛を教えてもらいました!」
客出しのハッピーサマーウェディングで、一瞬舞台に戻ってきていた。
ロビーには二階から吉澤画伯の絵(Paint! ヨッスィー)が吊り下げられていた。あの細い腕であんな大きな絵を、と改めて驚く。というか、あの美しい体のなかに、いったい何が秘められているのか。